小池知事、豊洲移転を正式表明!築地と豊洲選びきれず、最悪の結果か
東京都の小池知事は、20日の午後、築地市場の豊洲移転問題について臨時に会見を開きました。小池知事は会見の中で、豊洲に一時に移転した上で5年後を目処に築地を再開発し、市場の機能を戻し、食をテーマとした一大拠点とするという基本方針を発表しました。
また、再開発に関しては民間業者から公募をして土地を貸し出すことで、年間100億円程度の財政が改善される効果があると見込んでいるそうです。長く続いたこの豊洲移転問題についに終止符が打たれるのか、それともさらに泥沼化していくのが今後の動向が気になりますね。
小池知事の決断は最悪の結果か、築地と豊洲選びきれず・・・
小池知事の決断は結果的に「両方残す」という結論になってしまいました。しかも、豊洲の地下水から検出されたベンゼンの問題も、築地の建物の老朽化・土壌汚染の問題もどちらも解決できずに。この小池知事の決断は多くの注目を集めてきた豊洲移転問題において最悪な結果となってしまってかもしれないですね。
「築地ブランドは捨て切れず」しかし「豊洲も建築しちゃったしもったいない」といった中途半端な選択だった上に、この先の対策も試算も実現可能なものかは不透明なことばかりです。
確かに小池知事が都知事に就任した時期は非常に難しいタイミングでした。そして、歴代の都知事から受け継がれた難解な問題の数々。。。しかし、だからこそ都民は小池知事にはズバっとした明確な答えを望んでいたわけであって、中途半端に「両方残す」という答えには多くの都民が失望したのでは、ないだろうか。
地下水問題はどうなった!?豊洲市場・・・
そもそもの問題であった豊洲市場の、地下水問題は一体どこにいってしまったのであろうか?小池知事は、17日に豊洲市場の地下水のベンゼンなどの有害物質を国の規制基準値以下にする「無害化」ができていないことについて市場業者らに謝罪し、「築地という東京の宝をいかに守って継続し、発展させていくのか、皆さんと知恵を出したい」としましたが、築地市場だけでなく、そもそも消費者はどうしたら良いのだろうか?豊洲市場にしろ、築地市場にしろ、そこで扱われた鮮魚などは末端である消費者が口にするものであって、知事や都議会や市場の人たちの問題だけでないことは明らかです。
小池知事は現状の地下水の問題については、都の庁内組織「市場のあり方戦略本部」で検討された換気設備の設置と床面をコンクリートで補強する案が採用される見通しとしています。
インターネット上の反応は・・・
小池知事の会見と同時にツイッターなどのSNSでも混乱状態ですね。
「頭おかしい、狂ってるよwww」
「うわああああ、やだよおおおお。一番見たくない展開見せられることになりそうだ。」
「小池さんが謝罪すべきは、自分の無知と政局利用でここまで市場移転問題を混乱させたことなんだよ。」
「豊洲市場の赤字って約30億円なのだけど、3600億円あれば120年はだいじょうぶなのであって、都が積極的に築地市場跡地で利益を得ないといけない理由はどこにもない。民間に売却した方が良い施設になるって。」
やはりまだまだこの豊洲移転問題は終止符が打たれそうにありませんね。今後の見通しについてもきちんと説明をしていただきたいものですね。都民ファーストはまだまだ実現されそうもありません。