内山高志 引退後は?現役復帰は?経歴・戦績・出身などプロフィール
スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志が26日、引退を表明しました。23日に行われた田口良一、京口絋人のダブル世界戦で解説を担当していた内山高志はその進退について保留としていたものの「自分の考えはほぼほぼ決まっている」と明言していました。
昨年4月のジェスレル・コラレスとの防衛戦の2回衝撃KO負け、引退をかけた大晦日での王座復活戦の敗退。内山高志の中で引退と現役続行の間で揺れ動いていた数ヶ月間。そして、26日発表された引退。そこには彼の中でどのような気持ちの動きがあったのでしょうか。
日本ボクシング界に名を残した名ボクサー、内山高志の経歴・これまでの戦績、また出身などのプロフィールなどについてまとめてみました。また、内山高志が引退後どうするのか、現役復帰はあるのか?などをまとめてみました。
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内山高志の経歴プロフィール
内山高志の出身地は長崎県でした。三人兄弟の次男として生まれ、幼少期には埼玉県の春日部市へと移り、育ちました。小学校では野球、中学校ではサッカー部に所属するなど、運動センスは抜群。
高校では、辰吉丈一郎や川島郭志などの影響を受け、花咲徳栄い高校に進学し、ボクシングを始めるようになりました。1997年、高校三年生になった内山高志は、初の全国大会となる高校総体に出場。バンタム級で出場し、見事にベスト8に入りました。
高校卒業後、ボクシングの名門である拓殖大学に進学。最初は補欠にも選ばれず、荷物運びの日々が続くが、持ち前の負けん気の強さで努力を重ねて、階級もライト級に上げ、レギュラーの座を獲得しました。
そして、大学四年の2001年に、全日本アマチュアボクシング選手権で、当時最強と言われていた日体大の飯田育夫を破り、優勝も果たしました。
大学卒業後は、高知県の久保建設に入社し、事務職をしながら全日本選手権などを連覇した。その後、東京の企業に転職などをしながらも2003年には全日本選手権3連覇、国体も含めアマチュア4冠を達成。世界選手権では、ベスト16に入り、アマチュア部門の最優秀選手賞も受賞しました。
その後、オリンピックを目指すも、アジア地区最終予選の1回戦で敗退。国体などでも決勝で敗れ引退を決意するが、ビータイトプロモーションの瀬端幸男の説得で引退を撤回し、ワタナベボクシングジムからプロへ転向することになりました。
内山高志の戦績
内山高志の合格をしてからの選手から引退までの期間は約12年。世界スーパーフェザー級の王者にもなった。苦しい時もたくさんありました。そんな内山高志の戦績を振り返っていきたいと思います。
生涯戦績
アマチュアボクシング:113戦 91勝 (59KO・RSC) 22敗
プロボクシング:27戦 24勝 (20KO) 2敗 1分
プロ戦績詳細
① 2005年7月16日
チャンデッド・シスラムカムヘン(1R 0:35 KO☆)
② 2005年9月29日
上野克義 (ウエストジャパン)(1R 2:57 KO ☆)
③ 2005年11月19日
朴萬得(1R 2:39 TKO ☆)
④ 2006年9月13日
遠藤智也 (ドリーム)(8R 判定3-0 ☆)
⑤ 2006年12月9日
モセス・セラン(3R 1:45 KO ☆)
⑥ 2007年2月10日
ムアンファーレック・ギャットウィチアン(10R 判定3-0 ☆)
⑦ 2007年6月2日
白承元(3R 2:01 KO ☆)
⑧ 2007年9月8日
ナデル・フセイン(8R 1:32 KO ☆)
⑨ 2008年2月2日
山﨑晃 (六島)(10R 1:37 TKO ☆)
⑩ 2008年6月12日
阪東ヒーロー (ファミリーフォーラム) (12R 判定3-0 ☆)
⑪ 2008年11月1日
文炳圭(4R 1:55 TKO ☆)
⑫ 2009年5月2日
トーン・ポー・チョークチャイ(5R 1:05 TKO ☆)
⑬ 2009年10月3日
アーロン・メルガレホ(7R 1:01 TKO ☆)
⑭ 2010年1月11日
フアン・カルロス・サルガド(12R 2:48 TKO ☆)
⑮ 2010年5月17日
アンヘル・グラナドス(6R 1:42 TKO ☆)
⑯ 2010年9月20日
ロイ・ムクリス(5R 2:27 TKO ☆)
⑰ 2011年1月31日
三浦隆司(横浜光)(8R 終了 TKO ☆)
⑱ 2011年12月31日
ホルヘ・ソリス(11R 0:19 TKO ☆)
⑲ 2012年7月16日
マイケル・ファレナス(3R 1:15 負傷 △)
⑳ 2012年12月31日
ブライアン・バスケス(8R 3:00 TKO ☆)
㉑ 2013年5月6日
ハイデル・パーラ(5R 2:15 KO ☆)
㉒ 2013年12月31日
金子大樹(横浜光)(12R 判定3-0 ☆)
㉓ 2014年12月31日
イスラエル・ペレス(9R 終了 TKO ☆)
㉔ 2015年5月6日
ジョムトーン・チュワタナ(2R 2:15 KO ☆)
㉕ 2015年12月31日
オリバー・フローレス(3R 1:47 TKO ☆)
㉖ 2016年4月27日
ジェスレル・コラレス(2R 2:59 TKO ★)
㉗ 2016年12月31日
ジェスレル・コラレス(12R 判定1-2 ★)
獲得タイトル
第35代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座(防衛5=返上)
第28代WBA世界スーパーフェザー級王座(防衛9=スーパー王座に認定)
WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座(防衛2)
内山高志、引退後の活動は?現役復帰は?
過去に何度も「引退」という選択肢に悩み踏みとどまってきた、内山高志ですがついに引退を決断しました。引退後は、どのような活動をしていくのでしょうか?また、これから先、再び現役にふっきすることはあるのでしょうか?
引退後のビジョンは?
引退後のビジョンはまだ名言はされていませんが、以前週プレNEWSのインタビュー内で、「第二の人生をイメージはしますか?」という質問に対して
考えたりはしますよ。引退したら何するんだろうとか。何やるかわからないですけど、結構考えますよね。逆にまた違ったことを好きにできるんで、なんかやりたいなってことがあったらすぐにでも行動できるし、それは楽しみですね。まぁ、必死にはなると思うんで。
と回答、さらに「やっぱり、こだわりの肉関係ですかね(笑)。」と聞かれると
そういうのたぶんやっちゃうと思いますね(笑)
と、回答していました。内山高志といえば、ブログでも度々肉のことを取り上げるほど、肉好き。アスリートなので、肉好きなのは納得いきますが、引退後はその肉をメインにした美味しいお店なども始めてしまうかもしれませんね!
現役復帰はあり得るか?
日本でも世界的に見ても、現役を引退して、再度現役復帰したボクサーは数知れず存在します。ジョージフォアマン、佐々木基樹、シュガー・レイ・ロビンソン、ジョフレ、シュガー・レイ・レナードさまざな選手が現役復帰をしています。中には何度も引退と現役復帰を繰り返しているボクサーもいますよね。
最近でいうと、メイウェザーが、マクレガーとのファイトをするために現役復帰をして、一人100億円のファイトマネーというビッグマッチが8月26日に行われます。
メイウェザーは40歳ですし、内山高志はそれに比べたら若いほうです。まだまだ現役復帰の可能性は消えたわけではありませんね。
週プレNEWSのインタビューの際には
まぁ本当に「あぁ今日、練習面倒くさいな」とか思い始めたらもうダメっすね。あと、サボったりしたら精神的にも弱くなってる状態なんで。戦える気持ちではないなと。そういうのが出てきたら引退の時期かもしれないです。
と答えていたので、また戦う気持ちになった時には、現役復帰があるかもしれません!ボクサーですからウズウズするものがあるはずですからね。メイウェザーのような電撃現役復帰のニュースを楽しみにしていましょう!
とりあえず、引退を表明した内山高志選手。長い間お疲れ様でした。でもまたあなたのファイトが見たいファンはたくさんいると思います。またいつかリングに戻ってきてくれることを楽しみにまっていたいと思います!