「大麻バターを作った男逮捕」というまたもや大麻関連の不可解なニュースが飛び込んで来ました。
6月19日、兵庫県警薬物銃器対策課と伊丹署が、大麻取締法違反(所持)と麻薬取締法違反(輸入)の疑いで伊丹市大野在住の無職・柏木豊久容疑者(67)を逮捕しました。柏木豊久容疑者の自宅では、大麻樹脂を混ぜ込んだバターの瓶が発見されていて、柏木豊久容疑者は「スプーンですくって食べていた」と容疑を認めている模様です。
大麻バター男こと、柏木豊久容疑者の逮捕の経緯は、3月24日にアイルランド発オランダ経由で成田空港に届いた封書に麻薬犬が反応しました。この封書の宛先が柏木豊久容疑者の自宅となっていたために、兵庫県警に通報され、兵庫県警が封書の中身を調べたところ合成麻薬LSDの紙片2枚(計0・45グラム)が入っていたとされています。
これを受け、5月10日に柏木豊久容疑者の自宅を、伊丹署などが家宅捜索を行い、大麻樹脂9・191グラムなどが見つかったためにその場で現行犯逮捕されました。さらにLSD輸入の容疑でも再逮捕されました。柏木豊久容疑者はいずれの容疑も認めているといいます。
柏木豊久容疑者は大麻バターの作り方をYouTubeで発見して、自ら大麻バターをつくり冷蔵庫で保存していたといいます。逮捕時も大麻バターを「スプーンですくって食べていた」と証言しています。
大麻は普通は喫煙道具などを使ってタバコのように大麻の成分を吸い込むケースが多いけれど、食べ物に混ぜ込んで体内に取り込むという方法もあるようです。効果・症状としては普通に吸引するのと変わりなく、幻覚などの症状や強い作用も出て来るということです。兵庫県警は近く柏木豊久容疑者を密輸の疑いで書類送検する模様です。