検索サイト「Nyafoo!」の有効活用方法とその精度を実験!

今、新たな検索サイト「Nyafoo!」がtwitter上で話題になっています。「Nyafoo!」とは、NyafooJapanさんが開発した検索サイトでWEB上の情報を集めた「まとめ」サイトや「Q&Aサイト」などが表示されない仕組みを実現した新たなタイプの検索サイトです。これから利用する場面が増えてきそうな注目の検索サイトですが、実際どのように有効活用していけばいいのか、またその精度や表示されるWEBサイトの量などについても実験を行ってみました。

Nyafoo!の使い方

まず「Nyafoo!」のトップページにはいると、なんともシンプルな検索画面です。検索画面はGoogleの検索画面の仕様に似せているのか無駄な情報はなく、「検索窓」と「検索オプション」のみになっています。

「オプション」ボタンを押すと、画面の右側から検索オプションがスライドして表示され、「表示件数」、「ソート」、「優先する言語」、「ラベル」から検索オプションを設定することができます。

使い方としては、検索窓に検索したいワードを入れて検索ボタンを押すだけで誰でも簡単に利用することができます。さらに「ラベル」オプションで検索したい対象のメディアのタイプを絞ることで、同じ検索ワードで検索してもより自分の求めているものに近いジャンルのWEBサイトや関連記事を表示してくれる。

Nyafoo!の有効な活用方法

Nyafoo!の良いところは、やはりWEB上に多く溢れている「まとめサイト」や「Q&A」サイト、時には中身のあまりないいわゆる「釣り」サイトが表示されない点だと思います。情報を絞って検索するためにも有効活用したいのが「ラベル」機能で、これを利用して自分が求めている情報により近い情報源であるWEBサイトを表示させて利用するのがいいでしょう。

例えば、7月1日に行われた「東京都議選」。Nyafoo!の検索まどに「東京都議選」と入力して検索してみました。検索するとよくわかりますが、やはり「まとめサイト」や「Q&A」のサイトなどは検索結果には表示されません。大手新聞会社のWEBサイトが多くインデックスされているようで、オプションを利用しなくても読売新聞や毎日新聞のWEBサイトの記事が表示されます。

 

オプションなしの検索結果

 

検索オプションの「新聞」を選択して再度検索するオプションなし通常の検索と同様の検索結果が表示されました。

 

次に「オンラインメディア」の検索オプションで検索すると「調査のチカラ」がたくさんインデックスされ検索結果の大部分に表示されます。

 

さらに「ITメディア」で検索オプション検索してみるとまだ少しインデックスされたサイト数が少ないようで検索結果にはあまり反映されないようです。

 

最後に「辞書」で検索オプション検索してみると「コトバンク」のWEBサイト内の用語が検索結果に表示されます。

 

このように同じ検索結果でも、自分が求める情報源のジャンルによって検索オプションを変更して検索を行うことが出来ます。より自分の求めているジャンルに近いものを選んで検索を行うことで、時間の短縮をすることが可能となります。

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Nyafoo!の課題

実際にNyafoo!を利用して感じたことや、改善していって欲しい点などがありました。リリースされたばかりなので、改善点が多くあるのは当然だと思いますし、これからどんどんより便利になっていくということに期待を込めてでの評価になります。

 

検索結果の精度

まず検索結果の精度について、改善の余地があると思いました。先ほどの検索ワード「都議選」で検索した際に、検索結果の第1位に表示された「東京都議選の議席予想・情勢分析レポート | 調査のチカラ」は関連記事として成り立っていると思います。第2位も1位の記事につながるページが表示されているのでギリギリセーフだとします。

しかし、第3位になると「中小企業の転職・辞職に関する調査」となってしまい、都議選に関連する記事ではなくなってしまいます。ではどうしてこの記事が上位表示されているのか気になってみてみると、「調査のチカラ」サイトの右サイトバーに表示されている「アクセストップ10」内の第1位「東京都議選の議席予想・情勢分析レポート」というところから検索ワードを拾ってきてしまっているんですね。

検索結果画面の4位は「<SNS見る専クラスタ>に関する調査」、第5位は「「品川美容外科」による調査データ一覧」、第6位は「スマートフォン販売ランキング(2017年5月29日~6月4日)」と同じような理由で都議選とは全然関連のない記事が表示されてしまっています。

これではジャンルで絞ってもそもそもの情報源としてまったく違うキーワードを拾ってしまっているので、あまり意味がありません。ユーザーの求めている情報に関連する記事を表示する精度を向上していく課題がありそうです。

 

インデックスされているサイトの量

これはリリースされたばかりのサービスなのでしょうがないことですが、表示されるサイトのインデックス数がやはりまだまだ情報源としては少ないかなと感じました。同じサイトが表示されてしまうため情報が似通ってしまいます。また、精度のところでもあげたように同じサイトの全く検索ワードとは関連のない記事が表示されてしまうために、本当に表示されて欲しいサイトや記事などの情報が埋もれてしまっています。

 

これから検索精度の改善やWEBサイトのインデックス数が増えていけば、どんどん便利になる検索サイトだと思います。現状の課題をあげましたけど、逆に言えば現在は「まとめサイト」や「Q&A」サイトの数が異常に多く、我々がそういった情報に多く頼っているのかもしれませんね。そういった意味でも「Nyafoo!」が今後改善をしていって、より使いやすい検索サイトにになって利用者がどんどん増えていくことに期待したいですね!!

今日のニュース速報キャスター

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